- なでしこ寿司とは?
- 女性職人だけで構成された本格的なお寿司を堪能できるお店。
現在の姿になるまで、過去には店員によるコスプレなども取り入れた秋葉原らしい萌え環境を提供していたらしい。
しかしながら、現在は店長の「ちづい」さん自ら築地市場に出向き、新鮮な魚を調達してお客へ提供するほどの本格的な寿司屋へと変貌を遂げる。
女性ならではの繊細な「刺身のお造り」や「一品料理」「巻き寿司」などを是非、ご堪能して頂きたい。 - なでしこ寿司のこだわり
- ・全員女性スタッフ
スタッフは全員女性、仕入れから調理・握りまでを自分たちで行ってるとのこと。
お客様の前で魚を解体する「なでしこ解体ショー」も不定期ながら実施中だ!
・オリジナル料理
旬の食材を使ったオリジナル料理も随時提供中。
・日本酒は自ら買い付け、毎週企画販売。
純米利き酒フェア、高知フェアなど、毎回テーマを決めて、他では味わえない日本酒展開をしている。海老名の酒蔵・泉橋酒造の酒米田植え~稲刈りにも参加してるらしい。
・内装
内装は高級寿司店を数多く手がけた設計事務所により構成されている。
レトロ感溢れる年代もののタンスや、組子と呼ばれる職人の一本ものの障子、建具を用いて、日本伝統の和風モダンの落ち着いた佇まいとなっている。
・対面接客
なぜ女の子なのか、という質問をよくお客からされるらしい。しかしながら、カウンター内でお寿司を握り、お客さんと談笑しながら接客をするサービスは、むしろ女性の方が向いているのではないだろうか??
・おひとり様大歓迎
独身者が多く、1人で無言で食事をすることの多い現代日本。 みんなで会話を楽しみながら食事をし、お客同士を国籍関係なく繋ぎ、仲良くなれるフレンドリーな環境を提供することをモットーとしている。 - Twitterやインスタグラムで当日のオススメをアップ
店長の「ちづい」さん自ら当日のオススメネタをSNSへアップしてるとのこと。
最新情報を知るなら要チェック!!
☆Twitter:@newnadeshico
- 炙りトロにんにく 1200円
- ※画像奥の巻き寿司
世界初女性寿司職人専門店という事もあり、堅苦しい「寿司」というイメージや既存の枠にとらわれる事無く美味しい食べ方を追求した上で完成した一品、定番の寿司ネタ以外でも人気の巻物がコチラ。
香ばしく炙られたトロは更にあぶらの旨味が増し、そこににんにくのガツンとした香りと味がプラスされる。酢飯の酸味が口の中をさっぱりとさせてくれるので、お酒のつまみとしても延々と食べられる系の巻物。 - マグロ黒こしょう 1000円
- ※上の画像手前の巻き寿司
これでもか! ってくらいに黒こしょうが効きつつも、しっかりとマグロのねっとり感と旨味を味わえる一品。赤身には醤油ってイメージがありますが、塩コショウで食べるマグロ、その概念が覆ります。 - 店長おまかせセット(殿様) 6000円
- その日のオススメだったり、注文するものに迷ったらコレです。あらかじめ苦手な物や好みを聞いた上で作ってくれるのでトロを多めで…などと頼むお客さんもいるそうです(笑)。
- お刺身は車海老、真鯛、いさき、鯵、墨烏賊の5点盛り。こちらにもわさびの他に薬味として生七味が添えられており…その理由は、店長さんがプライベートで食べた生七味が美味しく、その生七味がようやく手に入ったからだそうです! 果たして次に来たらどんな物を出してくれるのか、そう思える楽しみを与えてくれるのは良いですよね。
- そしてメインの握りですが、お刺身同様、その日のオススメを中心に目でも美味しく頂ける盛り付けで頂きました。江戸前出身という事で、ただ握るだけでは無く随所に細かな仕事をしてるなぁと言った印象を受けました。ちなみにシャリは6年物の赤酢を中心に天気や時期で配合を変えてるそうです。
この日、女性の職人さんという事で偏見無しに目の前で仕事を見るのが楽しみでしたが、仕事自体は間違いなく職人そのものでございました。決して女性らしさを前面に押し出してる訳で無く、あくまで主役は料理というスタンスの元お酒や食べ方を提案していくという所に意識せず、なれど女性特有の繊細さや優しが織り込まれている印象を受けました。
どの世界でも様々な意見はありますが、自分の目で見たもので判断するってのが一番間違いなく大事な事だと思います。
お酒好きゆえなのか、自作の日本酒チャートやイラスト入りのコラムなんかもあったりするので、行った際にはそちらも合わせてお楽しみ下さい。
(取材者:近間岬)