- 唐揚げカレー(野菜トッピング) インド風 850円
- 秋葉原エリアにおいて昨今急増する飲食店(カレー屋)の中でも老舗と言えるお店のひとつがここ「ラホール」です。ルーは粘度の高い日本風とインド風、それにブラックカレーの三種類から選べますが、どれも日本人に合うような味付けになっています。
シャバシャバなルーと程よい辛さが特徴のインド風は、カレー特有のスパイスの香りに食欲を煽られつつ、粘度の少ないルーとご飯が混ざったところをスルスルと…まるでスープを飲むような感覚で何度もスプーンを口に運んでしまうクセになる旨さです。
ちなみに唐揚げ以外の具材はタマネギ、ピーマン、ジャガイモ、マッシュルームといったところで随所に玉ねぎの甘さや良い意味でピーマンのクセの強さ、ほろ苦さがアクセントになっています。インド風とは言え、ゴリゴリのスパイスカレーというよりは、インドカレーと喫茶店なんかで出てきそうなシャバシャバなカレーを融合させた非常に日本人好みなカレーだと思います。 - カツカレー ブラック(3辛) 800円
- 実はこの店の看板商品は日本風でもなくインド風でもなく「ブラックカレー」である。他のルーと比べるとどうしても辛いのではないかと日和ってしまいがちだが、辛さの段階が1~100辛まであり、3辛で世間一般の辛口ぐらいだそうです。そう考えると100がどんなもんなのかと興味が湧いてきますが、我々取材陣は激辛が大好きというわけでは無いので見送りました。辛い物好きの方は是非挑戦してその感想を聞かせてください!
そんなブラックカレーですが、ルーはインド風に近い粘度の少ないタイプで一口食べただけでめちゃくちゃコク深さを感じます。そしてそのコク深さの中にキリッと気持ちの良い辛さが押し寄せ、後引く旨さを体感できます。
一口二口と食べ進める毎にじんわりと辛さを感じ、それに伴って全身の毛穴が開いてジワっと汗をかくような感覚を覚えます。全く別物なので比較しちゃいけないんでしょうが、インド風に比べるとブラックは完全にパワー系、がっつりいきたい時にピッタリなカレーと言えます。こういうカレーを汗かきながら食べてビール飲むってのが最高に気持ち良いんだろうなぁ…酒飲みにはこの表現で十分伝わるかと思います(笑)。
という事で今回は2種類のルーで食べ比べてみましたが、その時の気分に応じてルーを変えられるというのが面白いなと思いました。同じ具材でもルーが違えば味の感じ方がここまで違うのかという部分も予想以上に勉強になりました。また卓上には無料の福神漬けとらっきょうがあり、こういうサービスは地味に嬉しいところだと思います。
店内飲食に限りライスの大盛りが無料になるサービスがあるのですが、そうでなくてもシャバシャバなカレーがどうしてもご飯に吸割れてしまうので、大盛りを頼む際は合わせてルー増しで攻めるのが良いかもしれません。
(取材者:近間岬)